初めてのアーユルヴェーダ
２００６年６月１０日〜７月４日
インド ケララ州 カリカット Taj Residency Calicut
まずは、アーユルヴェーダ発祥の地と言われるケララ州で受けることに。長期の滞在となるので、なるべく居心地の良さそうな施設にしたいと思い、いろいろ調べたところ、インドの高級ホテル・グループTajが所有するカリカットのホテルに、なんと超本格的なアーユルヴェーダ・センターが併設されていることを発見。迷わずここに決める。
最初に言うと、私は英語は大してできません。ヨーロッパにしばらく住んだものの、英語圏ではなかったので、特にヒアリングは苦手。ただ、２度ほどイギリスに短期の語学研修に行ったし、海外に行くことは大好きなので、何度もいろんな所を旅する内に、慣れたーというところ。全くわからないのでは無理ですが、「何とか伝えなければ！」と切羽詰れば何とかなるものです。一人で海外を旅することを怖がらないで下さい。私だって、最初に一人旅をした時は不安で一杯だったし、今でも初めての場所に行く時は緊張しますけど、何よりも「初めての体験」は魂が喜びます！勇気を出して一人で行ってみれば、初めに抱えていた不安の何倍もの喜びを得る体験になると思います。大人はさっさと一人で行きましょう！特に長期のアーユルヴェーダ治療を受ける時は、友人と行く場合でも、一人部屋で別々に過ごす方が良いと思います。
エアーについては、南インドに入る場合はスリランカ・エアーでコロンボから入る方が便利だとわかり、ついでにカリカットに行く直行便もあったので、迷わずスリランカ・エアーに決定。帰りの便が変更可能なYクラスのチケットで１４万円くらいのものをHISで購入。初日はコロンボで宿泊を余儀なくされたため、空港近くのホテルでもーと思っていたところ、HISでチケットを受け取る時「トランジットのホテルはスリランカ・エアーが準備しますが、それに申し込みますか？」と聞かれ、ただ寝るだけだったので申し込む。
インド滞在のためのビザを取り、荷作りは前の日に。今回は暖かい所だし、治療なので、荷作りは超簡単。「お外でベープ」だけ新しく買った。
カリカットで治療滞在の後は、どこか海辺のリゾートで４，５日過ごそうと思ったが、今は決めないでおく。
６月１０日 出発
スリランカ・エアーにてまずコロンボに夜到着。
入国前に「Night Stop」カウンターで手続きをし、荷物をピックアップ後、外のカウンターで今晩のホテル・バウチャーを受け取る。宿泊するのは、私のほかにインド人の男性が２人。２人共日本の大学に研究に来ているインド人だそうだ。２人共明日チェンナイに出発だそうだ。迎えのマイクロバスに乗って約２０分、ホテルに到着。Goldie
Sanｓというホテル。なんとオン・ザ・ビーチのリゾートホテルだった。思っていたよりまともなホテルでびっくり！スリランカ・エアーに感謝。次の朝は５：００出発なので、さっさと寝る。
６月１１日 到着
早朝に空港に向かい、スリランカ・エアーでカリカットに。
ホテルにピックアップを頼んでおいたので、出迎えの人ごみの最前列に、私の名前を書いたカード持った運転手が待っていた。空港はめちゃくちゃ小さかったのに、外は人が多くて驚く。さすがに世界第２位の人口をもつ国―と納得。
４０分のドライブでTaj Residencyに到着。思ったよりキレイなホテルだ。というのも、アーユルヴェーダ治療がすべて込みで１泊１３０ドルだったので、いくらTajでもちょっと不安だったのだ。ロビーは大理石がふんだんに使われ、天井も高くて、しっかり豪華な４つ星ホテル。案内された部屋は、ココナッツ・ツリーの森の向こうに海も見える、小奇麗なツイン。一人で滞在するには十分な広さだし、掃除も行き届いていて、「いや〜、来て良かった！」と感激。
ドクター・ヴァルサラテヴィ
荷物をほどく暇もなく、１０：３０からマネージャーの案内でアーユルヴェーダ・センターに。いよいよ念願のアーユルヴェーダ治療のスタート。期待で胸が膨らむ。
問診をしてくれたのはドクター・ヴァルサラデヴィという女性の先生。美しいシルクのサリーを着ている。お腹まわりがやけにでっぷりしているのは、インド人の特徴。「気になっていることはすべて話して下さい」と言われ、昨年秋の体調不良のことから、今の状態まで事細かに説明する。先に送っておいた問診票は必要なかったようだ。
初めて使う医療系の英語なので、電子辞書を引き引きせっせと説明する。先生は私の話を聞きながら、うんうんと頷き、何かを書く。体重と血圧を測ったが、アーユルヴェーダ名物の脈診をしてくれないので「脈診は？」と尋ねると、やっと脈を診てくれた。でも何も言わない。
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