体験談/第7回(2012年4月28日〜5月6日)

2012年5月 リセットツアー 体験記

昨年に続いて今年も、GWはインド・マイソールのIndus Valley Ayurvedic Center(IVAC)に行って来ました。今回の参加者は4名。「少人数でも必ず催行」が、弊社の自慢(?)です。参加メンバーは、リピーターとご新規の方がちょうど半々。私を含めて5名なので、食事時のお喋りにはちょうどいい人数でした。

さて、今回の私は、東京でマハリシ・アーユルヴェーダ・クリニックの蓮村先生に「ピッタ・カパ」とドーシャタイプを覆されて、いきなり早寝早起き(今までの人生でやったことありません!)生活に転向。早起きしてみたことで「私、どんだけ思考に支配されて生きてきてしまったんだろう?全然体と繋がってなかった・・・・・」と悟ってしまいました。  
それはもちろんショックでしたが(そうですよ、健康のためにどれだけ奮闘しているか・・・・)、そこで、思考軸から身体軸に少しは移行できたようで、大分肩の力が抜けました。IVACのドクターには、最初の脈診で「去年に比べると、かなりバランスがいいじゃない。ストレスが大分なくなったわね」と言われましたから。「ストレスがない」????実は自分で自覚していた以上に、今までは「ストレスの塊」だったみたいです。
なので、今年の私の治療は「若返り」治療となり、下剤を飲むことも浣腸もなく、穏やかな日々を過ごせました。帰国時に処方されたお薬も2種類。食欲増進のために食前に噛むショウガの粒と、食後の消化を助けるカプセルのみ。去年までは5,6種類出ていたので、「ホントに今年は調子いいんだ〜」と変化を実感しました。   
身体の不調はそれほどありませんが、やはり私の問題はメンタル・アーマ(毒素)。インドでも「メンタル・アーマ解消には瞑想」と言われたので、帰国後もせっせと瞑想してます。試行錯誤しながら「完璧な健康」を目指す日々をブログに綴っていますので、興味がある方はブログもご覧下さい。
Blog : Ayurvedic Life

では、今回のツアー体験記をお楽しみ下さい。


H.T(30代)

1)体の変化

ツアーに行く前は、いつも疲労感が抜けず、身体の不安を抱えながら生活していました。
最初のドクターとの問診で「食欲がない、過剰に睡眠をとって(とれて)しまう、エネルギーが湧かない」ことを訴えました。診断の結果、「消化機能が落ちているのでデトックス以前に、消化機能の回復に努めましょう ということで、トリートメント・メニューや薬の処方をしていただきました。
わずか一週間の滞在でも、帰る頃には心身が軽くなった感じがありました。食欲も、おいしいベジタリアン食を規則正しく摂っていたためか戻っていました。 乗り物に弱いため、帰りの空港までの車での移動、長い飛行時間、乱気流の中の着陸で成田についた時には酔いと疲労感が大きかったのですが、翌日からさわやかに目覚めて一週間を過ごせたことに驚いています。
その後、処方いただいた薬を摂取しながら、食事内容に気を付けたり、朝のオイルマッサージなども時折継続しているためか、身体の軽さを維持できています。そして、毎日を爽やかにこなせるエネルギーが少しずつ湧いてくるほどに変化できました。

2)心の変化

今まで常に体調の不安を抱えながら生活してきたのが嘘のようです。いつも「具合悪くなったらどうしようと考えながら予定を入れていましたが、体調の回復を実感できているため、今後はそのような心配をする必要がないと思うだけで、生きる希望が湧いてくる感じです。ツアーに参加できたこと、素敵な日々を過ごせたことに感謝しています。

3)ツアーに対するご要望・改善点など

疲れをとるためにぼーっと過ごしたい私には、ゆったりした日程がとってもしっくりきました。アーユルベーダについての講義やドクターとの診断内容・トリートメント内容への配慮、と本来の目的をカバーしつつ、女性にはずせないショッピングも入れていただいて、インドの街も多少経験できたのが楽しかったです。
事前にいただいたご連絡事項では、旅の準備で最も気になる持ち物について分かりやすくまとまっていたのでとても助かりました。

E.S(50代)

1)体の変化

今回治療したのは、@30代に腰椎椎間板ヘルニアを患い、それ以降騙し騙し付き合っている「腰痛」、A最近特に悩まされていた「肩こり」とB睡眠障害でした。
@「腰痛」は、以前に比べて、痛みや重たい感じになることが少なくなり、A「肩こり」も、頭痛までするほどのものはなくなりました。
B睡眠は、眠りが浅く、夜中・明け方に目が覚めてしまうことも、ほとんどなくなりました。

ほかには、滞在中毎食美味しくてお腹一杯食べていたのに体重が2キロ強落ちました。

2)心の変化

今回のように一カ所に滞在する一人旅は初めてでしたので、行くまでは不安もありました。しかし、緑の中、鳥たちのさえずりで目覚める生活にもすぐに慣れ、オームの音も心地よく、太陽が昇る朝・沈む夕べにゆっくり散歩したり、写真を撮ったりしてリラックスすることが出来ました(滞在中、トリートメントで体の不調が解消されてきたのもリラックス効果大でした)。

帰国後は、毎日慌ただしい生活に戻っていますが、何事に対しても以前に比べてわずかですが「余裕がもてる」というか「ゆったり構えられる」ようになった気がします。

食べ物は、ドクターからの忠告を守るよう心がけ、気を遣うようになりました。我慢して食べたいものを食べないのではなく、自然と体に良い物と量を欲するようになり、食べる量(飲酒量)が減りました。その結果、体重減を維持しています。

***

念願かなって、7回目にして初めて参加出来た今回のツアーでは、大石さんはじめ、参加された方々といろいろお話をさせて頂き、大変楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。どうもありがとうございました。

M.F.(50代)

1回目参加から、気がつくと4回目、スジガネ入りのリピーターになっていました(笑)。
今回のIVACは、昨年からこのツアーの使用施設が変わっていて、昨年はスリランカツアーに参加だったため、初めて訪れました。  
前の施設(アーユルヴェーダグラム)に比べると、敷地が広く、人工的に作られた美しいガーデンの周りにあまり手を入れてない自然(その部分がお気に入りでした)が残っていて、とても明るく開放的な印象を受けました。やはり「気」がいいのか、いるだけで気持ちのいい所でした。

1)体の変化

不覚にも今回、風邪を引いてしまい、調子がよかったり悪かったりで、今までのような顕著な変化を感じる余裕がありませんでした(泣)。  
ただ、知的でやさしいドクターが、私の体調を見ながら、トリートメント(マッサージ)をアレンジしてくれ、来訪前に気になっていた、足の冷えや胃腸の不調はすぐ好転しました。
マッサージは、これまでの施設に比べると、丁寧で時間も長く、レベルが高かったです。毎回セラピストが部屋まで送り迎えに来てくれるのに、びっくり。さらに、トリートメント予定がゲストの様子でしょっちゅう変更になるのですが、きちんと対応していてインドらしくないのに(笑)、またびっくり、でした。

あと食事!美味しいことに加え、当然ながらアーユルヴェーダの理論に沿っていながら凝っていて、これはとても贅沢な恩恵を受けてるな〜と4年目にして気がつきました。美味しく普通に食べながら、身体がきれいになっていくんですから。
「食事」は治療の上では重要なファクターでありながら、自分でやろうとするとハードルが高い。いながらにして恩恵を受けられるインドはやっぱりいいです〜

2)心の変化

毎回体験記でも書いていますが、本当にインドは不思議な力があって、やわらかな本当の自分を覆っている(閉じ込めている?)殻を開いてくれるようです。  
今回、ガーデンを歩いていると、大きな幸福感に包まれることが数回ありました。これは、4年目にして気がついたこと。インドに来る前には、そんなことは皆無でしたから・・。  
本来心が弱い人間で、何かあるとかなり揺れてしまう私ですが、「今、ここにある感覚」を身体で実感する体験をして(2年前インドで)、その記憶のおかげで、しばらく落ち込んでいても、自力で立ち直ることができるようになったな〜と改めて発見しています。
要は、本当のやわらかな自分に気づいて認めて、愛することができるようになった、からでしょうか。うまく言えませんが・・・・・  

多分、変化は本当に少しずつで、正直自分ではよく分りません。かえって、第三者の方が分かるようで「どんどん変わっていくね」と毎回帰るたびに言ってくれる人がいます(笑)

今回も、偶然か必然か、それぞれ個性的な、心がきれいな人たちとの出会いがありました。
そして、大石さんがグル(師匠?)と仰ぐ方との邂逅もあり、これは思いがけないギフトでした。
皆さんに感謝しています(←きゃあ、これ、前の私だったら出てこない言葉です〜)

S.K(30代)

1)体の変化

滞在中もフルに活動していたためか、帰国直後から精力的に活動できました。
去年は帰国後、脳みそがしばらくの間活動停止状態になってしまって、しんどかったんです。
日食・月食やヴィーナストランジットに、身体が激しく反応し、まるで自然と共存しています。
こんなに宇宙の動きを体が気にかける事なんて、今まで無かったです。
これまでは、自然に逆らって、自分の都合だけで日々暮らしていた―ということを、実感しています。
朝は太陽を感じて目が覚めます。
22:00〜2:00のゴールデンタイムの睡眠にチャレンジしていますが、寝付きも良く、とても深く眠れます☆

帰国後すぐに健康診断を予定していましたが、ネートラタルパナ(眼の周りに囲いを作って、眼をギーに浸すトリートメント)の成果か、視力が去年0.4→今年1.0になって、看護師さんも「コンタクトの度数、変えたのですか?」と、驚いてました!
もちろん、コンタクトの度数は同じままです。

2年目の今回は、蚊にさされても、化膿しなくなりました。
今までは、体内の毒素が激しく反応していたのでしょうねぇ・・・(@_@)
しかも今年は、蚊が少なかった!

2)心の変化

滞在中から今も、虫も花もヤモリもカエルも、みんな仲間だと思えるようになりました(笑) 。物事の見方を、心の在り方を変えたら、アリもクモも、私のことを攻撃しない!ということを、いまさら深く実感しました。
なので、来年のIVACが楽しみです!

そして、周りからは続々と、「グランディングができてるね。」と、うれしい反応をもらっています。
自然と共存することにより、まるで生まれ変わったような感覚で日々過ごしています。 ちょっと、時間があると外へ、外へ、どこへでも飛び回りたい性格だったのですが、 今は仕事中も早く部屋へ帰りたいと思ってしまうくらい、行動が落ち着いて、お家の居心地が良くて、大好きになりました。

一番の大きな変化は、物欲がなくなりました。

旅を終えて

ツアーメンバーの方とは、初めてお会いしたのに、初日から違和感なく溶け込んでいました♪
IVACのスタッフの皆さんは、一年ぶりなのに、みんな覚えててくれて・・・うれしい〜。
とても楽しい一週間でした。
アビヤンガとシロアビヤンガのトリートメント講習をお願いしたり、
スーツケースの鍵をなくしたり・・・
振り返ってみれば、わがままをたくさん聞いていただいた、ツアーでした。
自然体でいれる空間を作って下さった、大石さん、ツアーメンバーのみなさま、IVACのみなさま、本当に感謝です。
今回も素敵な旅を、ありがとうございました。

次はどんな変化が味わえるのかと、
やっぱり二週間滞在を一年に一度は体験したい!と、
次回がとっても楽しみな毎日です。